堺市北区の内科、循環器内科なら髙田内科クリニックです。

循環器内科の医師を志したきっかけ
機械のエンジンに似た心臓に興味を持ち、循環器内科の道へ。

医師を志したきっかけは、父からの勧めです。最初、私はコンピューター関係を目指して工学部への進学を考えていたのですが、勧めもあって医学部を受験してみることにしました。私は四人兄弟で、家族の中には医師はいないのですが、いとこが医学部に進学して眼科の医師になっていたので、それも影響しているかもしれませんね。

心臓は一般的に、大人は1日に10万回も動くんです。自動車で例えるなら、心臓は非常に精密に動く内燃機関、いわゆるエンジンで、仕組みや働きもよく似ているところがあります。私がもともとコンピューター工学やエンジニアの仕事に興味があったのもあって、数ある科目の中から循環器内科を選びました。

診察の際に心がけていること
はじめての患者さんに対しても、自分は主治医なのだという意識で診療しています。

できるだけ患者さん一人ひとりに、丁寧に時間をかけてしっかり診察するように心がけています。たった一回の受診でも、私は患者さんの主治医なのだという気持ちで診察しています。私にとって、一度診察した患者さんはすべて大切な家族も同然です。家族に相談するような感覚で、気軽になんでも話に来てもらえたら嬉しいです。

診察時は電子カルテを使って、データを整理・保存するようにしています。たとえば、体重と血圧の1年間の増減をグラフ化すると、体重が増えたときに血圧も上がっているなど、ぱっと見てすぐに関連性がわかりやすく読み取れます。検査結果も含めてプリントして患者さんにも持ち帰っていただけるようにしています。

相談の多い疾患や症状について
生活習慣病から健診結果の相談、セカンドオピニオンまで親身にお話を伺います。

当クリニックで多いのは高血圧症や糖尿病など、生活習慣病でお悩みの患者さんです。私自身、高校時代に体重が82キロあり、健康管理の苦労や大切さが身にしみてわかります。ですから体重や血糖値の管理については患者さんの立場に立って診察するように心がけています。食事のアドバイスは、食べても血糖値が上がりにくい食品、逆にすぐ上がってしまう食品など、具体的にお伝えしています。

セカンドオピニオンとして相談に来てくださる患者さんもいます。ご高齢の患者さんは特に、ご家族のようにいろいろ話してくださり、気軽に来てくださいます。一方で、若い患者さんはなかなか受診のきっかけがないので、健診結果で気になることがあれば、早期発見のためにも早めに来ていただきたいですね。

院内空間やスタッフについて
機能性を重視したつくりの院内で、和やかな雰囲気のスタッフがお迎えします。

院内のデザインは開業当時からあまり変わってはいませんが、機能性を重視して設計してもらいました。レントゲン撮影から撮影結果をお見せするまでの流れもスムーズです。待合室も広々としています。場所はビルの3階ですが、駅からのアクセスも良く、静かなのも良いところだと思っています。

スタッフさんはお互いとても仲が良く、和やかな雰囲気です。なかには開業当時からずっと勤めてくれている人もいますよ。結婚や出産で一度退職しても、またスタッフとして来てくれているのは嬉しいですね。現在は看護師3名、事務員5名の計8名の体制で、患者さんの診察や事務手続きなどを行っています。

患者さんへのメッセージ
女性は100歳、男性は90歳を元気に迎えてもらうのが、私の仕事だと考えています。

「健康寿命」という考え方があります。これは日常的に医療や介護に依存せずに自立して生活できる寿命のことを言います。この健康寿命を、女性は100歳、男性は90歳を元気に迎えてもらうのが、医師としての私の仕事だと考えています。そのためにも、病気の早期発見・早期治療が大切です。

若いときは病気とは縁遠いものですし、会社の健康診断を受ける程度だという方が多いと思います。若い方も高齢者の方も、みんな元気で100歳を迎えられるように、年に1回でも、健診を受けていただいて、なにか気になることがあったらすぐに病院に来てもらう。そう説得していくのも、私の仕事だと思っています。