2012/02/13
過日、一人の男性がインフルエンザワクチン接種を目的に友人のクリニックを受診。
彼の奥さんが対応。奥さんも医師。
彼女は接種前問診票に目を通し、発熱、アレルギー等のないことを確認しながら、
「その他、具合の悪いところは無いですか?」と追加の問診。
男性は、
「少し胸が気持ち悪いけど。。。」
も、早くワクチンを打ってほしい様子。
「胸が?」
何かを感じた彼女は、診察し、その後、
「念のため心電図検査も行いましょう」と、
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検査の結果、
急性心筋梗塞が判明。
早急の対応が必要。
救急病院へ搬送。
心臓カテーテル検査施行。
閉塞の冠動脈を再開通。拡張。ステント留置。成功。
短期間の入院後、退院。
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という経過であったそうです。
ワクチン接種のみに終わっておれば早急な治療・改善は得られてはいなかったでしょう。
まるで、国家試験合格後の若い研修医の先生が、初めて患者さんを診察している(させていただいている)ような情景が浮かんできました。
患者さんを目の前に「何ごとも見逃さず、注意深く患者さんの話を聞き診察する」という若い研修医のような情熱を感じました。
そのような気持ちはずっと持っておきたい、持ち続けたいものです・・・