2017/02/17
友人と一緒に書店へ。
本を数冊購入し、会計へ、
店員がバーコードリーダーを操作し、裏表紙上段のバーコード二段を順に読み取り値段を提示。
私が本の代金と駐車カードを差し出し、お釣りと処理済みの駐車カードを受け取り車へ戻ろうとした時、
彼が、
「ちょっとそのレシートを見せて」
やや怪訝な表情であったであろう私が彼にレシートを手渡すと、
「これおかしいよ。同じ本の上巻・下巻の値段が違っている」
「全部でそんなに高い値段にならないと思ったし」
再度受け取ったレシートと本の定価を比べなおした。
「あれ、確かに違っている」
レシートに印字された本のタイトルと金額が、実際の本のものと違っている。
別の本の金額とすり替わっている。
「どうして?」
「あの店員さん、何度か同じ本のバーコードをなぞっていたよ」
よく細かいところまで観察していたものだ。
感心した。
再度店内へ。レシートと本を店員へ渡して、その件を説明。
「すいません。めったに起こらないことなんですが…」
の弁解と共に差額を手渡された。
正直、私にはレシートを見直す習慣は無い。
バーコードリーダーは正しいと信じ切っているから、信じ切っていたからだ。
電子機器に間違いはなくとも、それを操作する人間に間違いは起こり得る。コンピューターがプロ棋士に全勝する時代になっても。
コンピューターは信用しても、まだまだ人の操作は全て信用しない方が良さそうだ。
いや、それよりも彼の如く 「何か違うと感じる感性」 を磨いた方が良さそうだ。